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外資系金融業界20年の自分が語るお金の話 - 自分は億万長者になれるか?

アメリカの富裕層に関する研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士が、1万人以上の億万長者にインタビューやアンケートを実施し、その結果を『となりの億万長者』という本で紹介しています。

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 彼らが出した結論、それは「資産家になるための7つの法則」だそうです。

  1. 彼らは、収入よりもはるかに低い支出で生活する
  2. 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している
  3. 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える
  4. 彼らは、社会人になったあと、親からの経済的援助を受けていない
  5. 彼らの子供たちは経済的に自立している
  6. 彼らは、ビジネスチャンスを掴むのが上手だ
  7. 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる

 さて、7つの法則に従って、自分が億万長者になれるのかチェックしたいと思います!

 

彼らは、収入よりもはるかに低い支出で生活する

我が家の2018年の収支実績と、2019年の収支目標です。
(2018年実績) 収支+250万円, 投資額 270万円           
(2019年予測) 収支+310万円, 投資額 425万円 


収支は一応プラスですが、”はるかに低い支出”とは言えませんね。どちらも収支より投資額が大きいですが、これは預貯金からの持ち出しとなっています。
今年の投資額が大きいのは、Investors-Trust社の定期拠出型ファンドに毎月600ドルの投資を開始したからです。

また、彼らのアンケート結果によると、多くの億万長者は倹約家のようです。
(自己検証の結果を右に○×であらわしてみました。)

  • 平均的な億万長者は、1着399ドル以上のスーツを買ったことがない(○)
  • 億万長者の半分は、140ドル以上の靴を買ったことがない (×)
  • 億万長者の半分は、235ドル以上の腕時計を買ったことがない (×)
  • 億万長者の半数以上は、マスターカードVISAカードなど、一般家庭と同じような普通のクレジットカードを使っている (×)
  • 毎年予算を立ててそれに従って支出をしている (○)   
  • 食費、衣料費、住居費に幾ら使ったか把握している (○)
  • 人生設計を立て、毎日・毎週・毎年の目標を立てている (○)
  • 将来のために時間をかけて資産運用計画を立てている (○)
  • 課税対象となる現金所得を最小限にし、含み益を最大化している (○)
  • 住宅ローンを年間の現金所得の2倍以内に抑えている (○)

 今ではビジネスカジュアルが浸透し、すっかりスーツを着る機会がなくなりました。衣類はデザインより着心地を重視するので、一度気に入った素材(メーカー)のシャツを何枚も購入して着続けます。靴はNBのウォーキングシューズを通勤もプライベートも愛用しています。

クレジットカートは、DELTA提携のAMEXを使っています。マイレージへの還元率がいいのです。我が家の購買の90%はAMEXなので、2年間ほどで大人2人分のハワイ往復チケットくらいはゲットできますよ。億万長者の条件から外れていますが、とても重宝しています。笑

年間収支計画は、私が90歳になるまでの計画表を作っています。収入と支出予測の内訳、家族の成長イベントに合わせた個別支出を考慮しています。2006年から作り始め、毎年実績との比較検証を行い、将来予測の調整をしてきたので、支出額はかなり正確に予測できるようになっています。

また、学資保険や米国債などの投資情報も入力して、満期時に償還額が反映されるようになっています。元々、こういう計画ごとが好きなので、凝りだすと止まらなくなってしまうのです。

 2018年度から配偶者控除がゼロになりました…。
度重なる増税施策に危機感をおぼえ、昨年、税制について真剣に調べたところ、扶養控除の対象にできる親族が3名いることがわかりました。扶養控除追加によって、配偶者控除による手取り収入の減額を抑え、逆に増額することができました。さらに、過去5年分の更生の請求を行い、税金の還付を受けることがきたのは、学ぶことの大切さを改めて痛感しました。

我が家は一昨年、築35年の家を2,500万円掛けてリノベーションしました。
義理の両親が建てた家を私たち家族が受け継ぎ、これからずっと住んでいくための大規模修繕でした。別の場所に住み替えることも検討しましたが、今の居住環境がとても気に入っていたし、リノベーションの方が費用対効果が高いと判断しました。
改修による住宅ローンが新たに発生しましたが、年間の現金所得の2倍以内におさえることができました。

 

資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分する

  • 資産計画に多くの時間を割いている (○)
  • 資産運用に充分な時間を使っている (×)
  • 他のことに優先して資産管理に時間を割いている(○)

 ファイナンスリテラシーを向上させるために、比較的多くの時間を割いていると思っています。具体的には関連書籍を月に15~20冊程度読んでいます。購入すると費用が掛かるので、もっぱら図書館を利用しています。借りる本は発行日にこだわらず、古いものから新しいものまで何でも借りますし、ジャンルも幅広く、その内容を肯定する物から否定する物まで隈なく読んでいます。

図書館はタダなので選択の失敗を恐れず、何でも読めるメリットがありますね。たくさんの本を読んでいると、過去に発行された書籍と実績の比較を通して、好きな作者が出来たり、単なる風呂敷を広げているだけの作者など、自分の中でフィルターが出来てきます。私にとって図書館はアミューズメントパークのような場所で、本を物色するだけで4~5時間はあっという間に経ってしまいます。

また、本だけでは実践の知識が身に付かないので、ファイナンススクールに自己投資をして、現場で実際に使われている投資技法について学んでいます。

これらの努力が正しいのか?
10~15年後に億万長者になっていれば、正しかったと言えるでしょう。

 

彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える(○)

私がこのような考えをできるようになったのは30代後半になってからです。
それまでの私は、いい車に乗り、海外旅行をたくさんして、周りが羨むような豪華な生活をするために、たくさんお金が欲しいと思っていました。それが仕事のモチベーションにもなっていたし、その思いが間違っていたとも思っていません。ただ、もっと早く今の考えに到達して、時間と複利の力を最大限に使いたかったと残念に思っています。

億万長者のアンケートによると、

  • 購入する車として一番多い金額は、24800万ドル (○)
  • 1/3以上(37%)の人は新車ではなく中古車を買っている (×)

中古車を購入する理由のひとつは、減価償却を利用した税金対策だと思います。私はサラリーマンだったので、新車を購入して10年以上乗りつぶす方を選択しています。

 

彼らは、社会人になったあと、親からの経済的援助を受けない(○)

これは援助を受けざるを得ない環境にある人もいるので、一概に援助を受けたらダメとは思いません。援助を受ける必要も無いのに、いつまでも親に甘えて援助してもらっている人を指すのだと思います。

親がリッチで、ファイナンスリテラシーを身に付けずにたくさんの資産を受け継いでしまうと、正しいリスク管理の方法も知らずに、レバレッジを効かせて多額の投資をしてしまう恐れがあります。

お金が増えれば増えるほど、自己破産のリスクに晒されるのです。

 『となりの億万長者』には、経済的援助を受けるデメリットとして以下のような点を挙げています。

  • 与えられた金は貯蓄よりも消費に使われる
  • 親から経済的援助を受ける人は、自分の財産と親の財産を同一視する傾向がある
  • 親から経済的援助を受ける人は、借入金に頼りやすくなる
  • 親から経済的援助を受ける人は、投資に回す金額が少ない

子供たちを経済的に自立させている(×)

うちには小学生の息子と幼稚園の娘がいます。
まだ具体的に自立のための対策を施していませんが、いずれ2人には学校で教わることがないファイナンシャルリテラシーを身に付けるためのレッスンを私が実践しようと思っています。会社に就職して働くことがお金を得る唯一の方法ではないということを理解してもらいたいです。

 

ビジネスチャンスを掴むのが上手(×)

私は長年サラリーマンとして生きてきましたので、ビジネスチャンスを掴む方法を学んできませんでした。去年、個人事業主を立ち上げましたが、マーケティング・集客の難しさを痛感しています。

まず自分のファンを作らないと、いくら価値があるものでも、それを世間に響かせるのは容易なことではありませんでした。
私などよりも、Facebookでたくさんのコメントを集めている若い女の子の方がよっぽど集客力を持っているのです。今の時代、SNSを利用して集客力を高める(自分のファンをつくる)ことは、ビジネスをする上でとても重要な要素となっています。

ぴったりの職業を選ぶ

1万人以上の億万長者たちを対象とした調査研究によって導き出された結論の1つは、「職業は億万長者になれるかどうかに影響しない」ということだそうです。

一般的に億万長者といえば、ビジネス経営者、プロスポーツ選手、タレント、医者、弁護士などをイメージするのですが、彼らのアンケートの結果でいうと、具体的に億万長者たちが就いている職業の一部として以下が挙げられています。

・アパレル
・エンジニア
・害虫駆除サービス
・果樹園経営
・コイン・切手ディーラー
・広告代理店
・地質コンサルタント
・デザイナー
・ニュースレター出版
・物理学者・発明家
・募金代行業
ロビイスト

 

私が億万長者になるために必要だと思っていること、

①自分という資産を使って、最大限の収益を獲得すること
②資産運用の勉強を若いうちからすること
③若いうちは自分資産で獲得した収益を使って、時間と複利を最大限に利用し、資産を増やすことに集中すること
④7~10%程度の利回り収入だけで生活できる資産が貯まったら、安全資産に投資し、資産を目減りすることなく生きていく。
➄余った資産は世の中のために消費したり、寄付をして社会貢献をしよう。

最後にはっきりお伝えしておきますが、私は億万長者ではありません!!

ですから、これはあくまでも私の意見です。
そして、40代の私が実践していることです。

残念ながら、私は若いうちから資産運用の勉強をしてきませんでした。正しい投資を始めることもできませんでした。

今、①~③を必死にがんばっています。40代にとってどうしても時間の要素が足りないのです。短期間でゴールを目指すには、ある程度リスクをとって金利の高い商品の投資が必要になります。
そのために資産運用の勉強がとても重要になってくるのです。より効率的に学ぶためにお金を払って学ぶことにしました。

今回は富裕層の人たちの属性を研究したスタンリー博士とダンコ博士の書籍の内容を紹介しましたが、私自身、まだまだ努力が足りないと感じました。
もっとがむしゃらに資産を増やすことに情熱を注ぎたいと思います!