ここ数年、ネットで「老後破産」「下流老人」などのキーワードが増え、「定年までにいくら貯めたら安心か?」などと題した記事を多く見かけます。
果たしていくら貯めたら安心なのでしょうか?
私が読んだ記事には最低3,000万円必要だとか、いや1億円だとか、200万円あれば大丈夫だとか、とにかくたくさんの意見が見られます。
結局、その人の生活環境や満足する生活の価値観が違いますから、これだけあればという基準はないのだと思います。
貯金はたくさんあるに越したことありませんが、私は普通のサラリーマンなので、何億も貯めることは無理でしょう。
仮にがんばって1億円を貯めたとして、定年後は安心できるだろうか?と自問したときに、何か違うなと思うのです。
お金は使えば減る
それは「お金は使えば減る」からです。何歳まで生きるかわからない中、1億円が徐々に目減りしていったら不安で使えなくなると思ったのです。
あと5年で死ぬとわかっていたら、1億円あれば悠々と旅行や美味しいものに消費し、最後に自分の葬儀代を残して終わることができますけどね。
つまり、定年後に就労以外の定期収入がある方が、1億円貯めておくよりもよっぽど安定し、安心した生活を楽しむことができるだろうと思ったのです。
定年後に自分が働いて稼げるのであれば、それが一番いいのですが、定年後に体を壊して働けなくなったり、いい働き口が見つからなかったり、働けなくなった瞬間に収入が途絶えることは、大きな不安の要素になりそうです。
そのため、私は貯金を目指すのではなく、自分が働けなくなった時に備えて、別の形で定期的に収入が入ってくる方法を模索しています。
就労以外で定期的に収入を得るためにはどんな手段があるのでしょうか?
私が考えついたものはざっとこんなところです。
1.の年金受給は、
国民年金・厚生年金保険料を払っていますので、将来減額されたとしても、年金システムが破綻しない限りは定期収入として見込めるでしょう。
私は、
「2.債権(国債・社債)による利子収入」と
「7.自分が働かなくても勝手にお金が入ってくるビジネスを創る」
を軸に目指しています。
「2.債権(国債・社債)による利子収入」とは
できるものです。社債は会社(企業)が発行する債券です。
国債は発行国が破綻(デフォルト)すれば収入が途絶えますし、社債は会社が倒産すれば収入が途絶えます。さらには購入した債権自体もゼロになります。
そのため、いかに安全な国、もしくは会社の債権を購入するかが重要になります。
金利が高いということは、それだけデフォルトのリスクが高いということです。
国が破綻するなんて考えられないと思う方もいるかもしれませんが、過去にデフォルトしている国は結構あるのです。
しかも、アメリカ国債限定です。日本国債の10年債の金利は0.1%程度しかないので、私が購入できる元本では生活の支えになってくれません。
「7.自分が働かなくても勝手にお金が入ってくるビジネスを創る」とは